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体験って楽しいだけ?いえ、人生〇〇に必要です!

みなさんこんにちは。ウィーケン!オンラインスクール講師の岡内(あや先生)です。ウィーケンでは、オンライン/リアル、平日/休日、サイエンスからグローバルまで、幅広い「体験」を子ども達に提供しています。中には予約開始から数分で満席になる体験もあり、毎回高い満足度を頂いています。

体験自体を楽しむ子ども達と多く接してきた私たちですが、今回は初心に戻り、3回シリーズで子ども達にとっての「体験」について考えてみました!保護者の皆様もそれぞれにイメージや想いがあるかと思いますので、そちらと照合させつつ読み進めて下さいね。

オンラインスクールはじめての方へ

初回のテーマは、子ども達にとっての体験の意味・意義です。家族でのお出かけ、子ども会での行事、平日や休日の習い事・・・。世の中には、様々な体験があります。学校外を中心に行われるこれらの活動は、「やってみたい!」というお子様の声や、「せっかくの機会だから」という親心など、様々なきっかけで足を運ばれているはず。ただ、改めてその意味を問われると、「楽しい」「思い出づくりになる」など、その体験単体から得られるもの以外では、その意義を説明しづらいのではないでしょうか?

現代の成功戦略は「好きなことをして生きる」こと

かつては、成功者は、早くから明確な目標をたて、ひたすらその道の鍛錬をしたり、いい大学や会社に入るために努力をしてきた人達でした。古くはモーツァルトのような存在、近年だとエリートと呼ばれるような人たちです。世の中も、個人よりも組織、個性よりも標準が重視され、日々の買い物も選択肢が少なく、旅行も団体旅行が中心でした。

しかし、世の中は変わりました。日々の買い物や旅行では、その人にあわせたサービスを受けられることが当たり前に。そして、一部の人しか気づいてない事実として、生き方の面でも個性重視が成功戦略となりつつあるのです!うっすらお気づきのとおり、世の中は標準重視から個性重視に変わってきています!!

こうした生き方で要となるのが、自分の「好き」を見つけること。現代の成功者の人生の分析から見えてきたのは、自分の「好き」を注意深く見極め、細かく軌道修正をしながら「好き」が最大限になる領域で活動をしてきたことでした(ハーバード教育大学研究院のドット・ローズ氏)。様々な観点で多様化している現代は、個々人の個性を生かす道があります。加えて、「好き」な分野では高いパフォーマンスをあげられるのは、多くの研究結果から明らかになっています。

「好き」は、様々な活動をすることで初めて見出すことができる

そして、重要な点がもう1つ。その「好き」は、ある日突然ひらめきのように降ってくるものではなく、様々な活動に取り組み、その時の自分を注意深く観察することで初めて見つけることができたことでした。例えば、あるオリンピックの競泳金メダリストのローディー・ゲインズは、インタビューでこう述べています。

「僕は子どもの頃からスポーツが大好きで、幼い頃からフットボール・野球・バスケ・ゴルフ・テニスと色々とやった。どれも楽しかったけど、高校に入って始めた水泳が、一番長続きしたよ。今では夢中だ。」

また、Amazonの創設者として有名なジェフ・ベソスは、幼い頃から好奇心旺盛でした。3歳の頃には大きなベットで寝たくて自分で幼児用ベットを解体したり、中学生の時は兄弟が部屋に入るとアラームがなる装置を開発したり、高校生になると自宅のガレージで発明や研究をするようになりました。とことん「好き」を追究する息子の姿を温かく見守り、一緒になって楽しんでくれたのは母親のジャッキーだったそうです(ここまでの状況で楽しんでくれるとは、さすがのお母さんですが)。

このように、成功者が成功者となったのは、色々な活動を通じて「好き」を見極めていったという幼少期がありました。

色々な体験をやることで初めて、「好き」が見つかることは分かった。でも、色々な体験には「好き」じゃないことも含まれるはず。それはムダではないの?ーーーそうお考えの方に向けて、次回は幅広い体験そのものがもつ意味について考えます!

>続く第2回の記事はコチラ

※参考文献:
『Dark Horse ~好きなことだけで生きる人が成功する時代』(トッド・ローズ)
『GRITやり抜く力 ~人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける~』(アンジェラ・ダックワース)

時間がある夏休みは、体験をするのにピッタリの時期。ウィーケン!では、子どもたちの豊かな夏休みに向けて、たくさんの体験を開催します!
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著者紹介

岡内 彩
東京大学 教育学部卒業。学校外での学びや生涯教育について学ぶ。学生時代からネパールで環境問題のボランティアキャンプなど海外活動に参加。企業広報としての情報発信に加え、講演や講座の実績も多数。現在は、ウィーケン!では子ども向けのグローバルスクールの講師を担当する一方で、ビジネスパーソン向けの講師も務める。

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